シーズンオフは暇である

 

日本シリーズが終わってしまったので暇である。私は広島を応援していたのだが、ソフトバンクにあっさりとやられてしまった。やはりソフトバンクは強い。強いというよりも巧い。クライマックスシリーズ日本シリーズなどの短期決戦では、強いチームよりも巧いチームの方が有利だ。ヤバさはうまさ。

 

それにしてもクライマックスシリーズには色々と問題がある。なんといっても1位のチームのアドバンテージが少なすぎる。1位のチームには「1勝&本拠地での試合」というアドバンテージが与えられているが、初戦で負ければ五分五分だし、勢いづいたチームには本拠地だろうが敵地だろうが関係ない。今年のソフトバンクがまさにそうだった。まさに世界の終わり。

 

やはり1位のチームには、アドバンテージとして2勝を与えるべきだ。2勝のアドバンテージがあって負けるのであれば諦めもつく。クライマックスシリーズを盛り上げたいという気持ちはわかるが、ペナントレースで優勝したチームをもう少し尊重してもらいたい。「クライマックスシリーズという劇薬」の取り扱いには十二分に注意する必要がある。レオハカッテルゼ。

 

山田哲人のトリプルスリーについて

 

ヤクルトが全日程を消化して、山田哲人のトリプルスリーが確定した。各部門の成績は、打率.315 34本塁打 33盗塁だった。特筆すべきは盗塁成功率の高さだろう。盗塁が33なのに盗塁死が4しかない。(通算成績でも盗塁が135で盗塁死が21)。山田の「盗塁の質の高さ」が浮き彫りになる数字である。量より質だよ運動は。

 

これで山田は、トリプルスリーを3度達成したことになる。もはやトリプルスリーは、山田の代名詞だ。「トリプルスリーといえば山田」という認識を20代で定着させたのだから本当に凄い。「三冠王といえば落合」「西武といえば俺達」のように「○○といえば○○」という認識を定着させるためには、相当なインパクトが必要だ。マルマルといえばモリモリのように。

 

よく、「山田には40-40を達成してもらいたい」という意見を見聞きする。40-40とは、40本塁打&40盗塁のことだ。山田のキャリアハイは、打率.329 38本塁打 34盗塁(2015年)なので、可能性は十分にある。ただ、山田本人が40-40を達成したいと思っているかどうかはわからない。3年前に行われた、柳田悠岐との対談では、40-40に対して「これはムリっす」とさわやかに答えていた。さわやか333組。

 

個人的には、山田にはトリプルスリーよりも「シーズン最多得点」を目指してもらいたい。今シーズンの山田の得点は130で、 歴代3位の藤村富美男に並んだ。ちなみに、歴代1位は小鶴誠の143得点。この記録は1950年のものなので、もう70年近く更新されていないことになる。年齢に例えるならば古希だ。

 

1950年の小鶴は、打率.355 51本塁打 161打点という驚異的な成績を残した(盗塁も28)。得点を稼ぐためには、スコアリングポジションにいる機会を増やすのが最も効果的だ。山田は盗塁も二塁打も多いので(今年は30本、キャリアハイは39本)申し分ない。どうせ目指すならばナンバーワンだろう。夢へと続く道。