4月29日(月) 西武 vs オリックス 3-5

 

鮮やかな逆転負け。8回に決勝点を取られてそのまま試合終了という、昨日の試合の再現を見ているかのようだった。決勝点となるツーランホームランを打った吉田正尚は、敵ながらあっぱれだ。オリックスファンにとって、吉田は宝物のような存在なのではないだろうか。もし私がオリックスの監督だったら、大事にしたいので試合には出さないだろう。THE・本末転倒。

 

吉田にホームランを打たれた小川龍也も、ここのところ調子が良くない。右打者はほぼ完璧に抑えているのに、左打者にはことごとく打たれている。左打者の被打率はなんと5割を超えている(強打者との対戦が多いということもあるが)。もし小川が犬伏稔昌と対戦したら、完全にカモにされるだろう。龍也→獅子也→鴨也とスケールダウンしていく様子が目に浮かぶ。

 

ご存じない方のために書き添えておくと、犬伏は、2002年の優勝時に「左キラー」として活躍した選手である。この年の犬伏は、左投手に対して打率.368という素晴らしい成績を残した。2004年のプレーオフ第2ステージの第5戦では、延長10回に代打で登場して、優勝を決める犠牲フライを放った。通算出場試合数は116と少ないが、西武ファンの記憶に強く残る選手だった。

 

私は犬伏が好きだったので、引退したときは本当に悲しかった。まさに犬伏の別れである。犬伏のベースボールカードは、今でも大事に保存している。このカードの裏側には、「ここ一番で、自らの野球人生のような劇的な一打を飛ばす」という文言が記されている。後にも先にも「レオのワンちゃん」は犬伏だけだ。